2008・3・13(木)   天気・・・おおよそ晴れ

コンダオ滞在



どんよりとした夜明け、、、どんよりとした気分。

となりのテレビがうるさーぃ!

朝食はビュッフェ、、、味はふつう。



食堂の片隅には、おそろしげなお酒たちが。


しょぼいぎみの品揃え。



今日はこの島の悲しみを勉強しましょう。

まずは、
コンダオ収容所歴史遺跡展示館へ。入場料はふたりで2.000ドン。


当時の記録写真や拷問道具などが展示されていました。



かなり惨たらしい光景が描かれている絵が多数。










ここで、収容所めぐりのガイドを依頼しました。
ふたりで30.000ドン+ガイド用バイク40.000ドン。



1896年に建てられたコンダオ最古かつ最大のフ−ハイ収容所。



ベトナム本土から送られてきた犯罪者および共産主義者が収容され、
全裸で足かせをはめられていたらしい。


実際に使われていた牢獄と、蝋人形たちの異様なアンサンブル。

熱心に説明するガイドさん、、、???な旦那さま。










1941年に建てられたフートゥーン収容所


その奥にある通称「虎の檻」。
1940年に作られて以来、1970年まで使用されたここは、
拷問のための施設。



蝋人形が蝋人形をいたぶっていました。


















わがままオレンジ帽たちのガイドはアオザイのおねえさん。

団体さんを追い越して次の牢獄へ。


1971年に建てられたフービン収容所は別名「アメリカ式虎の檻」





仏領時代以上に、乾季は暑く、雨季はより寒い造り。
アメリカの方がもっといじわるだったのか、、、。



おっ、団体が追いついてきた。


落書きをするオヤジ、、、
たしかにガイドさんはどうぞ、と言っていたけどねぇ、、、。


団体から逃れるように次へ、、。


ここは昨日ふたりで来た所。



どうやらこの小屋は、肥溜めだったらしい。
ここにたまった汚物は囚人に浴びせかけるために使用されたとのこと。
ひどい、ひどすぎる、、、、。



ここは、コンダオで最初の囚人の墓場と言われている場所。

墓場といっても、丁寧に埋葬されたわけではない。
囚人の暴動が起こった後、フランス人管理者が囚人たち100人を虐殺。
生き残った20人に穴を掘らせ、100人の死体を穴にいれさせ、
その後20人を生きながら一緒に穴の中に埋めてしまった場所だそうだ。
人間って恐ろしい、、、、。


113年の長きに渡り「流刑地」となっていたコンダオ島収容所は、
ベトナム戦争が終結した1975年4月30日の深夜12時に解放された。
ってことは、、、私が小学生だったころは、
さっき見学した光景の本物が日常だったのか、、、、。


2時間くらいで収容所めぐりを終え、いったんホテルで小休止。
明日以降のバイクレンタルも済ませ、
約10キロ離れたベンダム港へ向かいます。



途中はけっこう断崖絶壁。


港に近づくにつれ、こんなにも美しい海が広がります。


でも、道の反対側は暗い雰囲気、、、。


ベンダム港を通り過ぎ、道が無くなる所まで行ってみました。


風も波も穏やかです。



港の方向を見ると、たくさんの漁船が、、。


港入り口にはゲートがあり、ちょっと入りにくい雰囲気もありましたが、
勇気を持って突入!



通船乗り場でなごむ私。


まばらな人通り。


あたたまる肉。


干しイカ。


カフェでなごむ旦那さま。


さて、どこでお昼を食べるか、、、ちょっと悩んだあげく、
手招きに引き寄せられるようしにて入ったCOM。

これが今回のベトナムで一番おいしかった食事となりましたー!


COM×2=40.000ドン (味付け玉子とやわらかな肉が絶妙!)
スープ=10.000ドン (ひき肉が詰まったゴーヤがドカーン!)
ナッツ=10.000ドン (たのんでないけど)
333×2=20.000ドン


手招きしたのは、この人たち、、、港のあらくれ船乗りども!

写真には写っていないのですが、
彼らの足元には333の空き缶が足の踏み場もないほどゴロゴロと、、、。

あっというまに溶け込んで、、、ヨー!(カンパーイ!)



女子にもテモテモ!


いつものことなんですが、、、
こんな風に地元の人たちと一期一会のふれあいができてしまう旦那さまには脱帽です。
彼の必須アイテムとしては、
自由に動き回れるバイク、全く通じない言語、ビジターとしてえばらない心、かな。



酔いつぶれたあらくれ船乗りたちとさよならして、ホテルへ戻ります。

道では、牛が散歩し、ヤギが走る。



ホテルの売店で買ったTシャツ(23.000ドン)と、今回の旅の参考書。

ハロン湾名物の帆船が描かれているところがベトナムっぽい。


小休止してから、
明日のボートトリップの手配をしに、
きのうも来た国立公園事務所へ。


hote
ホテル経由で手配をした方が多少は英語の通じる分、楽かもしれませんが、
フィンとブーツのサイズを確認しておいた方がいい、
と考えてのことでしたが、、、。
なんと、レンタルグッズは3組ほどしかなく、しかもオンボロのダブダブ。
マスクとシュノーケルは持ってきて正解でした、本当に。




さて、一日の予定をすべてこなしてしまいました。
ほかにすることもないので、頼りない地図を片手に、
主に島の北方面バイクで流すことにしました。
曇りぎみだと標高の高い所は寒いくらいでした。


今、この道を急いで下っているのですが、、、


登りきった先には、浜が見えるはずでしたが、
なんと、盗賊の秘密基地があり、
大勢のツワモノたちに、Go Back!と、まくしたてられ、
早々に逃げ帰りました。
写真が撮れなくて残念、、、。

あとで考えると、、、
多分、私たちの目的地であった浜で真珠の養殖が行われていて、
あの基地は真珠製品の工場だったのだと思う。
でもほんと、映画とかに出てくる
メキシコあたりの大麻密造のコロニー、ぽかったです。


街と空港の間の中途半端な浜に、ビンパール社がリゾートを建設中。

数年前、ニャチャンの沖合いの島で
やぱり同社の工事が始まったばかりのときに出くわしたことがあった。
あそこのビーチは本当にすばらしかったので、泊まりに行ってみたい気もする。
でも、、、この島この浜じゃあねぇ、、、。
リゾートライフのみを満喫するにしても、強風と暗雲立ち込めるプールサイドじゃねぇ、、、。


コンダオ諸島



日本のどこかみたいな写真


明日行く予定のバイカン島


ゴミ収集牛


空港までで道はおしまい。
バイクで行ける所は行き尽くしました。

することもないので、市場へ。



ナマズやコイ


手前のはイカのくちばし?


こっちの人はハサミでさばく。


イカの解体中


これから何する?


肉まんおいしいよ!


オヤツタイムでもすっか。


こっちのバインセオにはライスペーパーが付いてくる。


こんな感じの可動式の食事処。


もやしや、多分さっきのアヒルが挟まっているバインセオを、
大量の菜っ葉とともにライスペーパーで包み、
チリソースをちょいとつけて食します。


バインセオ×2=16.000ドン 333×2=20.000ドン

夕暮れ時の市場前には、たおやかな風が吹き、とても気持ちいいです。








昨日と同じ雑貨屋で水だけ一本(50.00ドン)しホテルへ帰還。

両替(100ドル=1.500.000ドン)は
フロントのおねえさんに頼むと、
おねえさんはなぜか売店のおばさんに頼んでやってもらいました。

いつもは手洗い派なのですが、
ランドリーのカゴにジーンズなどをぶち込み、
もう、表に出るのもかったるいので、
めずらしくホテルのレストランで夕食をすることに。

屋内は団体でうるさいので、
中庭の中途半端にライトアップされたテーブルへ、、、。
寒い、、、風が強すぎだー。
みなさんが食している海鮮鍋らしきものも魅力的だったけど、、、
おなか空いていない。

ぼくの好物イカフライと私が目当てにしていた貝料理。
(333×3も含めて240.000ドン)


スープやライスはオーダーしない私たち、ウエイトレスは怪訝顔。

これが本当に、
島の名物にして希少な貝「オックヴー/Oc Vu」料理だったのかは謎。


アワビっぽい味で、旦那さまの口には合わず、、、
ひとりで必死に食べたけど残しちゃいました。



今夜もマンゴーで閉め。



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