2008・3・17(月)   天気・・・晴れ

ホーチミン―成田



18日(火)の00:05発の便で帰るので、あと丸一日の滞在です。

朝食はとなりのこ洒落たカフェで。


ハッピーインに到着したときから、食堂らしき所がないな、、、
と不思議に思っていたら、
チェックインの時に2回分の朝食券を渡され、となりに行って食べてくださいとのこと。

私たちは夜9時までのレイトチェックアウトですよ、
と教えてあげた。
どうやら知らなかったくさい、、、。

で、
朝食券は一回分返してしまったけど、、、、
しくじったー。
だって、二泊分の宿代を払ってあったのだからもらっておけばよかった。

なぜかって言うと、
四つくらいのメニューから選ぶのだけど、
1.パンだけ
 2.タマゴだけ
  3.パンとタマゴ
   4.フルーツだけ
のように、妙な選択をさせられるんです。当然3番にしました。
が、もう一回分、あればビタミン補給もできれたのにー。

渡された時にちゃんと読んでおけばよかったー。
次回に生かそう、この経験。


バルコニーからの景色、右。


正面。


左。


ベトナムのミニホテルは、
どこも奥行きが長くて間口が狭いのです。
縦横の比率は8対2、
やる気のあるところは9対1くらいでしょうか、、。
それに加え、
巨人に押されたらバッタンと倒れそうなノッポさです。

うわさによると、
土地自体は国から借りもので、
間口が狭ければ狭いほど税金が安いらしい、、、。

高さの制限はおそらく無制限。

だから、どんどんノッポに、危険ぎみになってしまうのでしょう。

っていうか、かなり危険かも、、。
だって、
単にレンガを積み重ねてセメントで固めただけで、
ア○ハの耐震構造どころのレベルじゃないぞー、
という建物を見かけた、、、。

まあ、大きいホテルやマンションなどは、
きちんとぎみに造っているのだろうけどね。




ちょっとバイク疲れもあり、
バルコニーを堪能したかったので私はお留守番。
その間、ぼくはヤンシン市場へ。

ほんと、スペシャルバルコニールームにして正解だったなぁ。
でも、ティッシュや灰皿、小さいタオルがないってのはまずいなぁ。
それにバスタオルが超古いぎみなのもおしいなぁ。
などと、テレビを見つつくつろいでいたら、帰ってきました。


50円値切ってゲットしたらしい、、、
マルチツール 50,000ドン=マック・クワッ!(高っ!)


バイクの延長(半日50,000ドン)をし、
再び走る。


午前中から、やる気まんまんで、
クラクション鳴らしまくりのをバイクのみなさんたち。


とにかく彼らは、赤になっても止まらないし、
かなりの見切り発進するもんだから、、、


すごい交錯度。


写真手前の女性のように、
かわいめのマスクをするのも流行っています。



スパでスッキリ+サッパリして、
スッパリとした心身で帰りの便に乗りたかったので、
スパの予約をしに、エクアトリアルへ。(地下P代4,000ドン。)
ホーチミンに来るたびに訪れるホテル。


4時までどーする?例のごとくサイゴン川を渡るか、、。


何度通ったかわからない、ベンタイン市場のロータリー。


ここに、バスターミナルがあるので、
バックパッカーには解りやすくてありがたいロータリーです。


ベンタイン市場。


観光化され度、ぷんぷんだったので今回は一歩も立ち寄らず。


市民劇場。
すぐとなりにホテルコンチネンタルがあります。


サイゴン川沿いのトンドゥックタン通りに出ました。


今、川沿いの道は大規模な工事が行われています。
(日本でちょっと前にニュースでも報じられ、
オリンピックのおかげで目立たなくなった、
あの賄賂の絡んだ事件になった工事です。)


おかげで、
フェリー乗り場がわかりにくく、通り過ぎてしまったようです。
ハイバーチューン通りに入り、再チャレンジ。

女性はみんな覆面スタイル。


街の歩道には、カラフルなマスクや長手袋、
ヘルメット用帽子などの露店がいっぱい。
働くおばさんの多いこと、、、
おじさんはどこで怠けているのかな?


あったあった、、、
やっぱり、ルネッサンスリバーサイドホテルの前にあった。


どやどや、、、バイクのおじさんも自転車のおばちゃんも



第一区と第二区を結ぶフェリーは2台で相互運転です。
だから、いつ行っても5分くらい待てば乗れるし、
いつでも超満員、、、地元の人々の必須アイテム。

かつて地球の歩き方には、
第二区には危ないので行かない方がいい、
とあったけど、今も書いてあるのかなぁ?

9年前、、、徒歩にて乗り込んだときは、しつこいシクロマンに
地の果てまで付いてこられてちょっとこまった。
6年前、、、バイクのときは、
もの足りないくらいふつうに安全で、かなりの田舎度に哀愁を感じた。

さて、今回は?



船着場を出ると、例のごとくの市場。


ずーっと先まで一本道が通っていて、
両脇にはさまざまなお店が。


こんなきれいに舗装されていたっけ?


川向こうに比べれば、だいぶ空いているな。


この門はなんだかわかんないけど、、、


こちら側には、このような中国風の建物や、
寺(孤児を保護しているところもある。)が、
ホーチミン中心地区に比べると多いようです。

中心地区で中国風の建物の代表格が第六区のビンタイ市場。
その界隈のチョロン地区以外には、、、

フランス統治時代の匂いぷんぷんのコロニアル風や、
経済成長の証を示す現代風の建物が、
元祖ホーチミン風(レンガ+コンクリートにペンキを塗っただけ風)の建物を、
見下ろすように、、、お互いごちゃまぜで乱立しています。



6年前に訪れた店に寄ってみた、、、、豹変していた。

飾り気もなく素朴で、犬が寝転び、
昼間からビールを飲んでいるおまわりさんたちしかいなかった店が、
従業員を何人も抱え、きれいなアオザイの案内係までいる、
地元の中流層に超人気のイケスレストランに発展していた。


ばあさんが釣りをしていたただの池と、
鶏がミミズをついばんでいたほこりだらけの庭が、、、
りっぱな庭園風に。


メニューは、ベトナム料理より、ゲテモノ風が目立つ。


しかも、マック・クワッ!(高っ!)、、、お金、足りないかも。

まわりの家族連れは、かなりの贅沢をしている。
でも、わたしたちは、
揚げ物(45,000ドン)とタイガービアー×2(22,000ドン)のみ。


もう昔の、ベトナムは安い!という感覚は捨てましょう!


ここで、観光客から、皿洗いかナマズ捕りの身分に豹変かぁ?



ビールの催促をされたけど、ヤバイぞ、、。

さっさとトイレに行って退散しよう。

トイレへの渡り廊下もおしゃれぎみに変身。

さらに、びっくりしたのは水洗トイレになっていたことです。


でも、便座には靴の跡。


ちなみに、かつてはこんな風でしたー。


イケスには、さまざまな魚。
ここの池産ではなくどこかから仕入れてきたと思われます。


リッキーくん(うちで飼っているナマズ)みたい、、、。

でも、リッキーくん(インドネシアレッドテイル、格安!)の方が、
目が大きくてかわいいや、、、。


また来たくなることはないであろう、
コジャレたイケスレストランCA DAOは、
DAT NAMという事務所?と併設されていました。


道を挟んで対面にある大きな池には、
蓮の花がたくさん咲いていたのに、
いまは地味ぎみになっていて、、、。
そのうち、埋め立てられて、新しい店ができちゃうんだろうなぁ。
土地の人にとって、発展することはいいことだけど、
たまにしか、訪れない観光客にとってはさびしい感じ。



わき道に入れば、また新しい冒険ができそうだったけど、
そんな気力体力も無く、お金もないので戻りましょう。






おっ、いまとなってはめずらしく感じるシクロ!






第一区の高層ビルが見えてきました。


飲み物くだもの、スカーフ等も、ガソリンも、
なんでもごちゃまぜ屋さん。



桟橋の手前を左折してみた。

かつて、一休みした店があるはず、、、

あのとき、ビールを頼んだら、
存在さえ忘れかけられていたあったかいビンビールと、
もしかして川の水で作られた氷がたっぷりと入ったグラスを
笑顔で、、、
ホコリだらけのテーブルの置いてくれた少年は、
どうしているのか、、、、気になった。

が、
くたびれ感があったので、その手前でUターンした。

その通りでは、ちょうど小学生が下校途中で、
買い食いの真っ最中。


大賑わい。

やつら、結構イイ自転車に乗っているじゃん。

アイスクリーム屋さんも駆けつける。


第二区立?小学校。



戻ります。


みなさん、待っている間は、エンジンを切っていますが、、、


来たー!!となると、一斉にフォンフォンフォフォフォンとなり、


行けー!!ってな感じ。












で、川を渡っている間は、再びアイドリングストップ。


だんだん岸が近づくと、やる気まんまんな雰囲気でセルを回し、


着いたーー!行けー!!って感じ。


フォンフォン、プップッー!とクラクションを鳴らしまくって、


街に流れていきます。


わたしたちは、わざとケツぎみに降りました。


桟橋には、物乞いくさい人も。

写真、左のギャルのように、女性はみんな、
マスクと長手袋をするのが常識です。
でも彼女、帽子とヘルメットのコンビネーションがいまひとつかも。
今、流行っているのはヘルメットの上に、
てっぺんに穴のあいたツバの広いのを被るスタイルです。



ドンコイ通りとグエンフエ通りにまたがって何年か前にできたらしい、
ラッキープラザにおみやげ探しに来てみました。(P代5,000ドン)


ここには、
日本人がオーナーのIROIROというベトナム雑貨屋さんがあり、
ドンと円の換算表ももらえる、、ということだったので、
どんなもんだか確かめてみよう、と思っていました。

プラザ内他の店に比べると、随分と厳重な趣(鉄格子風ウインドウ)で、
扉を開けるにはちょっと勇気がいりました。

店内には、4〜5人もの日本語も話せるぎみのスタッフがいて、
ギャルが喜びそうな靴や小物、スカーフなどが、
清潔そうにディスプレイされていました。

ほかの店ほどしつこくされない店内をぶらついていると、
妙にくたびれ加減のおじさんがやってきた。

今日はとうとう、1ドル100円になってますよ、、、
って、、、オーナーさん?

あまり商売っ気が無さそうな50才がらみのおじさんです。
ホームページを見てきた、と話たら、、、
あぁ、あれはもう2年くらい更新していないかなぁ、、って。

でも、品物に関しては、自信ありげ。
そこいらの店で売っているやつは全然ダメ、
たとえば、うちのお箸は先がちゃんととんがっていて、
本物のシタンですよ、、、って。

無法地帯ぎみなホーチミンで商売を創め、存続させるには、
かなりの根気が必要でしょう。
ここのオーナーさんは、きっとすごい苦労もしているはずです。
くたびれている風に見えても、かなりの実力者なんでしょうね。

私は特に欲しい物は無かったのですが、
親たちへのおみやげが必要だったので、
お箸セットと、安いスカーフをゲット。
(計20ドルをカード支払い=2000円ポッキリ)



おまけ・・・日本人ギャルのための”ちょこっと耳寄りな話”



このあとさっそく、必要も無かったけど、
デタム通りの両替屋で、1万円を100ドルに替えました。

本日のレート  1,552,000ドン=100ドル=10,000円ぴったし
(今後の旅行のためにも、もっとしといてもよかったー。)



そして、ぼくのお気に入りを購入し、部屋へ戻って一休み。





カスタード入りや肉入り、プレーンなど、どれでもひとつ3,000ドン。



フェリーの切符、、、
赤いのが一人500ドンの、白いのがバイクと一人分1,500ドンの。

地図右側、みどり色が第2区。



バルコニーから下を見たら、、、


ああ、お気の毒に、、、。




午後4時、ホテルエクアトリアルのエントランス前の風景。

9年前、ここのプールアクセスルームに滞在。
ここで、リンちゃんと待ち合わせて
リバークルーズや、ディスコなんかにも行ったっけか、、、。
彼女は、もう子持ちになってベンタイン内で店を仕切っているらしい、、、。

エクアトリアルのエクイノックス。
各自、お好みのマッサーをし、ふたりで116ドル強。
マック・クワッ(高っ!)だけど、他のスパよりは安いと思う。

ココだけの話、、、
9年前、ここではスタッフの娘が、店にナイショで、
スペシャルなマッサージをしてお小遣い稼ぎをしていたらしいです。

一回30ドルで、、、と、生き証人が言っていました。

しかし、いまは、そんなことをしてバレてクビになりたくないのでしょう。
まったく、その気配は無くなりました。
(前回来たときも気配なし。)

そりゃそうです。私が考えるには、、、
街のマッサージ屋さんの女の子は、チップのみが稼ぎらしく、、。
ここぐらい有名店にお勤めしていたら、
かなりの高級取りをしていると思われます。

だから、ヤバイことはしなくなったのでしょう。

そうやって、ここホーチミンもだんだん、怪しいノリや、
デタラメな精神が無くなって行くのか、、、
と、思うと、ちとさびしい感じ。



ドンが足りないぎみだったので、3000円だけ両替をし、
最後の夕ごはんは、ハッピーインの斜向かいくらいのCOMで。

42,000ドン、うまい!

ぼくにもください!

このワンちゃん、やたら店主におこられ犬。



タクシー拾えるかなー、と多少の不安感を持ちつつ、
9時にチェックアウト。
そしたら、なんとハッピーインのおねえさんが、
タクシーを呼んでくれたー。
まったく期待していなかった分、とてもありがたかった。

あれー?
なんだか随分と遠回りしているなー、、、
一方通行が多いせいもあるかもだけど、
狭い運河沿いに走ったり、方向逆ぎみじゃん?

ホーチミンのおおまかな地図が頭に入っている私は、
ちょっと疑った、、、。
最後の最後にボラれるのかぁ?

と、心配したけど、無事に予測内の料金(94.800ドン)で到着。
しかも、運ちゃんはおつりまできっちりよこしてくれた。

あとで考えるに、、、、
空港までのすさまじい工事渋滞を避けて、
迂回したのだろう。

ちゃんと仕事してくれた運ちゃんに、
おつりよこせ、って言った私たち、、、。
ごめんなさい。



ピカピカのタンソンニャット空港のショップには、
私たち的には、魅力あるものはありませんでした。

ひまです。

2Fにあがると、特に高級感あふれるお店が数軒あり、
その中でも、私たちには縁遠い店がここ。


これらの絵はすべて宝石で描かれているそうです。

旦那さま曰く、ウソに決まっているじゃん、、、
私が思うには、、、宝石のカスを集めて貼り付けた感じ。
そうだとしても手は込んでる作品の数々。

大網のおバアがほだされて買いそうだ、、、。

見た目、貧乏くさいかっこう、しかも絶対買う気配のない私たちなのに、
おねえさんは、とても親切に絵の説明をしてくれたうえに、
プチおみやげをくれました。

絵画なんて、10年くらい前に購入したきりだ。
あと、10年後にお金持ちになったら買いたいね。




おかしとビール(2本6ドル、マッククワッ!)でひまつぶしたりして、
やっと搭乗したところで、アクシデントが、、、。

チェックインの際、
いつものようにジャンプシートをリクエストしたのが、あだとなりました。
どうやらいっぱいで、スクリーン前の35DE席。
まあ、いいか、、、と座ったとたん、旦那さまのからだが斜めに?

シートの座面が斜め、、、どうやら壊れている。
見た目オンボロぎみのボーイング777−200にしても、
ありえないことでしょう。

さっそくアテンダントくんにクレーム。
そしたら、座面をガタガタといじくり、ポンポン叩いて、
ハイ、どーぞ!
ってーーー、ありえないだろー!ベトナム航空さん。

私は、怒った、、、。

あんた、座ってみなさいよ!
これで5時間半耐えろっていうのか、、、
眠っている間に背骨が変形しちまうじゃないか!
っていうか眠れるわけないし、、、
食事もできないじゃないか!っていうか、危険だろ!

少々お待ちください、、、、って、アテンダントくん。
さー、どーする?もしかしてビジネスに移動かぁ?
と、淡い期待感。

こまった顔したアテンダントくん、、、
と、頭に角の私。
ふたりの狭間では、、、、。

楽しげに、、、、
何回もシートに座っては転げる実験をしているオバカ風の旦那さま。
彼のパフォーマンスに周囲もケラケラ、、、。

私も内心は、はらわたねじ切れるくらいおかしかったぁ。

結局は、ガラガラでとなりの席にずれただけでした。

そういえば、数年前のベトナム航空機体でも、
雨漏り(水蒸気?がポタポタ頭上から落ちてくる。)状態で、
シートがびしょびしょだった事件があったよなー、、、。
そのときも、デスさん(当時の呼び名)たちは、
そんなこと気にも留めず、
カーテンに隠れておかしを食べて談笑していたっけな。

危機感の違いだろうけど、
日本の航空会社じゃありえないですよねー。

でも、そういう場面に出くわすことも旅の楽しみのひとつだと思っています。

むかーし、ボラカイ島に行ったときの国内線で、
パイロットがポテトチップス片手に操縦室に向かった場面には、
新鮮な驚きを覚えましたっけねぇ、、。



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