Chamber Music

室内楽(アンサンブル)に関するプロフィールです。
(室内オーケストラについては、Orchestraのページで)

 艶やかな音色と、繊細な音楽表現を必要とする室内楽の分野は、演奏活動のホームグラウンドとして、多数の団体に所属している。1988年、ハンガリー・ポーケル文化省招聘により、横浜トロンボーンアンサンブルのメンバーとして、ハンガリー公演に参加。1991年、デンマーク・ネシュトベト国際音楽祭招聘により、デンマーク・北ドイツ公演に参加。他に、大垣音楽祭(ブラスアンサンブル・ルスティーク)、対馬音楽祭(ポケット・マジカル・サウンズ)など国内の音楽祭からも招聘される。ハイパートロンボーンズとしては、2004年より「ハイパーコレクション」として、オリジナルの作・編曲作品が出版され、2008年にはCD「ハイパートロンボーンズ Vol.1」をリリース。
 また、所属団体の枠を越え、N響メンバーによる室内楽のコンサート、シティフィルハーモニー管弦楽団ののブラスアンサンブル、シエナウィンドオーケストラのトロンボーンカルテットなど、これまでに様々な室内楽の演奏会に出演してきた。

所属団体
ハイパートロンボーンズ(1991-  )
Brass Ensemble Rustic(1994-  )
Whisper Trio(1997-  )
井口有里・大内邦靖トロンボーンドュオ(1998-  )
横浜トロンボーンアンサンブル(1985-1994 在籍)
横浜ブラスアンサンブル(1990-1991 在籍)
玉川大学トロンボーンアンサンブル(2007-2017)
Concerto Pedemontano(2022-   )

 

ハイパートロンボーンズ(1991-  )

Hyper Trombones(ハイパー トロンボーンズ)は1991年、大内邦靖 山崎忠男 沼田司の3人のトロンボーン奏者によって結成され、デンマーク・ネシュトベト国際音楽祭招聘によるヨーロッパツアーをかわきりに、 これまで3回のリサイタルの他、各地のイベントやコンサートに出演し、トロンボーン3重奏のあり方や新しいレパートリーを模索する音楽活動を展開してきた。 新進気鋭の作曲家による新作の初演や委嘱、コンピュータやシーケンサーとの共演などの新しい試みの他、特筆すべきは1996年に催された「自作自演リサイタル」であろう。メンバー自身が作・編曲した作品のみで構成されたリサイタルで、作品はそれぞれ個性的ではあるものの、トロンボーン3重奏の多くの経験により築かれたそのクォリティの高さには共通するものがある。
Hyper Trombonesは以後、ほとんど全てのレパートリーをオリジナルの作・編曲作品としており、それらの作品は、2004 年より「ハイパーコレクション」として出版され、こういったジャンルの楽譜としては異例の反響を呼んでいる。また、2007年より携帯電話向け「着うた」「着うたフル」にオリジナル音源が配信され、爆発的なダウンロード数を記録している。
2008年4月には、待望のFirst Albam「Hyper Trombones Vol.1」をリリース。

Brass Ensemble Rustic(1994-  )

 古典から現代作品、ラテン、ポピュラー、ブラスロックまで幅広いレパートリーで繰り広げられるステージが、各地で好評を得ています。また、メンバーは日本のトッププレーヤーで編成されており、そのアンサンブルが奏でる洗練された華麗で繊細な音楽には定評があります。

 スタジオ録音(TV・CM・映画音楽等)・各種イベント・音楽鑑賞教室などでの演奏を中心に、これまで、世界都市博覧会プレビュー、NHK教育テレビ番組「おかあさんといっしょ」のファミリーコンサート(平成9年)、大垣音楽祭などにもゲスト出演。全国規模で、音楽振興のための活動を展開しています。

Whisper Trio(1997-  )

 トランペット、トロンボーンとキーボード(ピアノ・シンセサイザー)によるアンサンブル。金管楽器の華やかなイメージとは異なる、優しく、繊細な音楽性と音色で、ヒーリングブラスという新たな領域を開拓している。

 これまで、各地の音楽祭や鑑賞教室などの他、プラネタリウムとのコラボレーションや、世界連邦(WFM)表彰式ゲスト出演などの活動をしてきました。

井口有里・大内邦靖トロンボーンドュオ(1998-  )

 1998年、結婚を期にトロンボーン2重奏のレパートリーの開拓と可能性を模索する活動をスタート。各地でトロンボーンを切り口にクラシック音楽への扉をひらくコンサート活動を展開し、テレビ、新聞などでも紹介されている。
 「楽器のしくみ」や「音の出る秘密」などのトークを交えながら進行するアットホームな雰囲気のコンサートの他、現代音楽の初演(現音作曲新人賞本選会)や音楽振興のための活動(トロンボーン・アンサンブルの楽しみ in 富士2006・2007・2008・2009)も行っている。
 オリジナルの作品がほとんどないこの編成において、可能性の追求と新しい作品の創造に力を注いでいる。

横浜トロンボーンアンサンブル(1985-1994 在籍)

 神奈川トロンボーン協会の演奏団体としてプロプレーヤーを中心に活動。大編成のトロンボーンアンサンブルの先駆的な活動を行ってきた。1988年には、ハンガリー・ポーケル文化省招聘によるハンガリーツアーを行い、ハンガリー国内で多数の公演を行った。

横浜ブラスアンサンブル(1990-1991 在籍)

 1984年に結成された、トランペット、トロンボーン、各3本による金管6重奏団。1985年の東京でのデビューコンサート以来、東京・横浜を中心に活発な活動を展開し、1988年には初のヨーロッパ演奏旅行を行っている。1991年には、2回目となるヨーロッパツアーとして、デンマーク・ネシュトヴェト国際音楽祭招聘により、デンマーク国内および北ドイツで7公演を行い、新聞などで絶賛される。

玉川大学トロンボーンアンサンブル(2007-2017)

 2007年から2017年まで、玉川大学学生有志によって結成された大編成のトロンボーンアンサンブルにおいて、指導とプロデュースに携わり、年1回の定期公演と、各地への訪問演奏を行ってきました。その活動は、テレビ・新聞などにも取り上げられました。

コンチェルト・ペデモンターノ(2022-   )

ヴェネツィアン・スタイルの古楽コンソート。サクバット・ヴァイオリンなどと通奏低音群によって構成されるアンサンブル。精度の高いハーモニーと魅力ある演奏表現をアピールポイントに、富士山麓を発信拠点として、世界に通じるクオリティを目指す。HP


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